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<<   作成日時 : 2005/09/13 00:07   >>

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仕事で長岡市にいます。
正確には今年の市町村合併で長岡市になった中之島町というところです。

信濃川と、その支流の刈谷田川に囲まれて島のようなので、中之島という地名になったそうです。
基幹産業はもちろん農業です。豊かな水と川がもたらした肥沃な土地に米を作って生きている人たちが暮らす町。れんこんも名産ということは、深い田んぼなのかな。

季節は稲刈り直前、熟れた稲穂の香りが空気に満ちています。
この香りはこの国の香りです。田植え直前の水をはった田んぼを上空から見ると、きらきら反射する水で、まるで平野全体が水没してしまったかのように見える国の秋は、この香りで満ちているのです。

生粋の町育ちがなぜそんなことを知ってるの、と不思議でしょ。

母方の実家が、広島の山の中だったからです。稲がぐいぐい育つ真夏。熱い熱い日差しが稲穂をみのらせるとき、香ばしいとしか例えられない香りが風にのって運ばれてきます。最初はそれがなんの香りであるか、わかりませんでした。ただ、とてもいいにおいだと思いました。

実った米の重さに耐えきれなくなってばたばた倒れている稲穂を、コンバインが器用に刈り取っていきます。その瞬間にも、同じ香りがさらに濃厚に流れてきます。

熟れた稲穂の香りを知っていることを幸せに思いました。
春から秋、一年の半分以上をこの実りのために費やす人たちの存在に感謝しつつ。
何もない田舎と思っているこどもたちに、当たり前にあるものの豊かさ、お金や経済では計れない豊かさを実感して欲しいなとも思いました。町暮らしの人間には、求めても得られない、お金を出しても買えないものを、持ってるんだよ、と。

アウトリーチの打ち合わせをしていた校長室に、おにやんまが飛び込んできました。
「もうすぐ終わりなんですけどね、とんぼも」
蝉が逝き、とんぼが逝くと、短い秋からたちまち冬。生き物の移ろいが季節を告げていきます。

基地の町横須賀の、町育ちの首相は、稲穂の香りを知っているのかな…

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