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zoom RSS あがり性…

<<   作成日時 : 2005/10/14 01:14   >>

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二日酔いです。
酒もうやめたぁ、と何度思ったことか…でも、この仕事、やはり酒とは縁が切れません。
この事態を予想していながら、なぜか翌日10時にヨコハマでアポ。
這いずるようにして、出かけました。

ライブパフォーマンスのプロになれるかどうかは、あの「あがり」と折り合いがつけられるようになるかどうかである、と聞いたことがあります。あがらない人はいない、だから、あがっても、それを演奏への集中力に変えていくようにするのだそうです。

で、存外ここでプロになるのを諦める人もいるとか。
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今日浜離宮朝日ホールで長岡純子さんのリサイタルがありました。
ベートーヴェンの最後の3曲のソナタという演奏会です。
ルドルフ・ゼルキンが晩年、この3曲を弾いたコンサートのLDを見たことがあって、録音・録画モノであるにもかかわらず、釘付けになってしまった記憶があります。

長岡さんはステージに現れたときに、すでに目に見えないコクーンの中にいるように見えました。
目の前にいる聴き手のことよりも、これから弾く音楽のことにすっかり気をとられている様子。心ここにあらず、という言葉が一番ぴったり合いそうでした。
無愛想、といえば、無愛想。弾いているときの表情も、ほとんど変化しません。
なのに、音楽そのものは、なんとコミュニカティヴなことか!
すでにそこにあるべくしてある音楽を、鮮やかな手際で中空から取り出してみせてくれます。

トーマス・マンの「ドクトル・ファウストゥス」の前半の山場(と思っている)、作品111解題の場面を彷彿とさせる第2楽章は、「あれ?ベートーヴェンさん、第3楽章はどうなっているのかしら?」とでも言っているように終わりました。ああ、そうでした、この作品、ベートーヴェンの「未完成」だったでしたね。長岡さんの演奏は、次の楽章に行こう、と思ったら…という終わり方をしたように思えました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
長岡さんも昔はものすごくあがり性だったのではないかな…すっかり繭に籠もった雰囲気で登場するのはきっとそのせいだ…でも音楽はまっすぐにこちらに届いてきます。

またこのおばあさまに、惚れ直してしまいました。

そんなにものすごーい緊張の2時間を過ごした後に、どひゃっと自分を解放したくなるのも無理はないこと。演奏会のあとにわーっと飲みに行くのもそのためです。昂揚した精神をクールダウンさせるのに、お酒はとっても有効。

そんな演奏家にスタッフもいっしょに飲み会へ、というのは、非常によくあることです。まだ、興奮冷めやらず、あるいはぼーっとしている彼らのために、そういう場所をセッティングするのも、スタッフの大事な仕事だったりもします。演奏会の成功を共によろこび、祝杯を上げるところまでつきあってみて、見えてくる姿もありますし。胃袋を切ったばかりで飲めなかった頃は、もっぱらそんなセッティング係。いい社会勉強にもなりました。

かくして、今日は二日酔い。職業病!かもしれません、わはは。

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