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思わせぶりでごめんなさい。昨日の演奏会の余韻もさめやらぬ今日、ミロQは、作品18のCDプロモーションのために1日を費やしました。 なぜ彼らはそれほどに熱心なのか。 今日一日で4つのインタビューがあり、その通訳をずっとやっている過程で、ずいぶんといろんなことを知りました。 まず、このレコーディング、彼ら自身がプロデュースしたのです。つまり、スタジオを借り、レコーディングエンジニアを雇い、ジャケットのデザインをし、中の文章も書き、ディストリビュータとの契約もやり…その費用を全部自分たちで出しているのです。そのための資金集め、スポンサー探しも独力でやっています。 なぜか。 芸術的に自分たちが満足できる水準のものを作りたかったから。 アメリカでもクラシック音楽、特に室内楽は極めて厳しい状態に置かれています。昔のようにレコード会社が十全の環境を用意してくれるなんて、夢のまた夢。限られた予算で、極めて限られた日数で録音せざるを得ない。その妥協を彼らはしたくなかったのです。 ニューヨークで折り紙付きの録音会場を12日間借り切り、エマーソンQやギル・シャハムのレコーディングエンジニアをやっている、自分自身もかつてプロの音楽家であった(つまり演奏家としての耳をもっている)という人を雇い、1日2楽章ずつ、1曲に2日間かけて、12日間の録音セッションをする。納得できる形にするために。 それだけこだわった録音しながら、録音とは、畢竟音楽演奏のある部分を切り取ったに過ぎない、とも言う。彼らの考えは、音楽演奏とは、常に1回1回が決して同じではない、会場もそこに集った人も違えば、演奏家の状況も違う、聴覚と視覚と、臭覚さえも伴う総合的な体験なのだから…。 でも何度も繰り返して聞かれる可能性のある録音には、最大限の努力と最良の結果を閉じこめたい。 この話を聞いて、ちょっとものが言えないほど、動かされました。 昨日の演奏会にいらした方々にも、そしていらっしゃらなかった方々にも、はっきりと申し上げることができます。 もしよかったら、彼らの、昨日とは違う別の果実を、この録音で味わってください。昨日を聞いた人には、新たな発見が、そして(敢えて言えば不幸にも)昨日いらっしゃらなかった方には、瞠目すべき演奏がそこにあります。 いまほんとに絶賛発売中!というのも、国内盤が11月23日にでたばっかりですから。アメリカの発売元との契約があるコロンビアが、国内盤として出す決断をしてくれたのも、彼らのリキの入ったプロダクションを評価してくださったからですね。最近、室内楽が、しかも日本では全く無名といっていい団体の録音がこうして国内盤で出ることそのものが、極めて珍しいことですものねえ。 CDショップでは、アルテミスQやエマーソンQと堂々と肩を並べています! |
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インタヴューの通訳(上手でした)、お疲れ様でした。あとの3つのインタヴューがどんなだったかも、ぜひお教えください。ちなみにミロの演奏会の感想は私のブログにも書いていますのでご覧ください。TBしておきました。 |
林田直樹 2005/12/09 11:08 |
TB送信したのですが、なぜか反映されませんので、urlを入れときます。 |
林田直樹 2005/12/09 11:17 |
林田さま、昨日はありがとうございました。 |
Minochan 2005/12/09 14:18 |
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