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<<   作成日時 : 2007/08/26 16:16   >>

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ほんとうにご無沙汰です。
いい加減に更新しなさい、というおしかりをいくつか受けていましたが、いやはや、やっぱりどうもなかなか落ち着かない日々が続いていたため、何かを書く、という意欲が…。

出国し、飛行機が飛ぶまでの不思議な狭間の時間が、出発遅れで延びてしまい、久々にちょっとだけ書くことにしました。

これからバンフへ向かいます。
また弦楽四重奏のコンクール。何年かに一度、自分の耳を鍛え直しにいく修行です。

この仕事、聴き手の「プロ」でなくてはならないと思い始めたのはいつ頃からかしら。
本を読むのでも、一読者とプロの編集者の読み方は違います。
それと同じように、少なくとも弦楽四重奏については、一聴衆ではない聞き方をしなければならない…ちょっと肩に力が入っていますけれど、自分がこれまで聞いてきた経験と、それ以外の蓄積をもろとも賭けて、今聞いている演奏に対峙して、この演奏団体の行く末を見定めようと、努力しなければ、弾いている相手に礼を欠くというものでしょう。

いつでも生演奏でクラシック音楽を聞くことが出来るようになったのは、それこそ大学へ入ってから。東京へ出てからです。それまで音楽は録音されたものであり、演奏家の見えない聴き方しかしてこなかったわけです。

そこが、たぶん、いわゆる欧米諸国との決定的違いなのでしょう。音楽は生で身近にある、再生装置で聞く方がむしろ珍しい。iPodで音楽を聞くのが当たり前になった今は事情も違いましょうが、わたしが育ってきた時代には、生で聞くときに否が応でも見えてくる、弾く人の姿を見ずに長じることが当たり前でした。

知り合いのピアニストのおじさんの演奏を聞いたことがなくても、ルビンシュタインの演奏は知っている。最近、そのことにちょっと違和感を覚えています。

まだうまく言葉に出来ないのですけれど、それは「弦楽四重奏専科のディレクター」にいつのまにかなってしまったことに、ちょっと引け目を感じるのと同じ根っこを持った感覚なのです。

私はどれほど弦楽四重奏をちゃんと演奏家と向き合って聞いてきているだろうか。
この音楽と、その音楽に一生かけている演奏家たちを、ちゃんと正面から受け止められるだけの蓄積と見識を持っているだろうか。

時間とお金をかけて、弦楽四重奏とその演奏団体をを纏めて聞ける機会であるコンクールとフェスティバルに出かけるのは、その自問への答をさがすためでもあります。

なんせ、日本には弦楽四重奏をまとめて聴ける機会がほとんどないんですもの、自分のところを除いて…。

さてと、SFO便はちょうど夜行便のようなもの。乗ったらさっさと寝て、起きたら朝、ってぐあいにうまくいくといいなあ。時差調整なしで突入するコンクールほど辛いものはないですから。

それでは、いってきまーす。

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