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zoom RSS ニューヨークで、お久しぶり!

<<   作成日時 : 2008/01/06 16:07   >>

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 CMA(チェンバー・ミュージック・アメリカ)のカンファレンスの便利なところは、ここへくれば、直接仕事の話(結構かけひきになるめんどーな話)ではなく、同じ室内楽というジャンルで、それぞれの立場で格闘している同士、年に一度、「おお、生き残っていたかい」と旧交を温めあえる、貴重な場所です。
 初めていったのは、たぶん1996年。カンファレンスというものが何なのかも知らないままに、飛び込みました。だあれも、知り合いがいない状況というのは、なかなか厳しくて、とにかく話をしてもらうために、誰彼構わず声をかけていたのを思い出します。でも、このとき思ったのは、つたない英語で声をかけても、みな、それぞれに真剣に答えてくれたり、初めての参加だとわかると、いろんな人に紹介してくれたり…そのときに知り合いになった人と、その後バンフで会ったり、ボストンで会ったりして、思わぬ情報や知り合いにつながっていくきっかけになりました。

 それからもう10年以上たちます。

 再会を喜び合える知り合いが増えて、今はカンファレンスに来るのが楽しみです。
 カンファレンス前日、山のように渡される資料を先にもらっておこうと会場に行くと、まずは元セント・ローレンス・クァルテットのバリー・シフマン氏とばったり。
 彼らがまだトロントのセント・ローレンス・センターのレジデンスだったころ、ミュージック・トロントのディレクターのジェニファー・テイラー女史が、「カナダの希望の星よ」と紹介してくれたのは、1995年のことだったかと思います。その後折りに触れて、あちこちですれ違いながら、昨年はバンフのSQコンクールのディレクターとなった彼の、斬新なリーダーシップに舌を巻きました。

 ニューイングランド音楽院のキャリアサポートセンターのアンジェラ、ターニャも来ています。ハグ、ハグのごあいさつ(これにもやっと慣れました…)。

 昔コロンビアアーティストにいて、室内楽セクションで頑張っていたチャールズは、いろいろ独立して頑張っていたけれど、最近はIMGに収まったみたい。おーい、と、手を振ります(彼はマネージャー、商談にお忙しいご様子)。

 ICMのクラシック部門切り捨て騒動から、見事に独立を獲得したvice president groupsの重要人物、opus 3のパット・ウィンターも相変わらず、ぐいぐい、SQを売り込んでいますよぉ。ボロメーオSQは、この人からまず紹介されました。ニックたちと私たちの結びの神様です。

 カナダのラティテュード45のおねえさん(彼女もかわらないなあ)、ここにくると、毎年貴重な情報交換です。彼女はアルディッティQのカナダのエージェント。カザルスホールが閉まる(というか、まあ、小うるさい企画部門の切り捨てだったわけですけど)ことが決まっていた2000年のカンファレンスのとき、相当に打ちのめされていた私に心から共感し、話をきいてくれたのが彼女でした。そのときの励ましがどれほど貴重だったか、今でもほんとうに感謝しています。

 若い演奏家たちも、緊張の面持ちで会場をうろうろしています。アメリカでキャリアを開きたいヨーロッパの演奏家の姿も目立ちます。室内楽というジャンルが、仕事として成り立っていくための努力を、CMAに集っている人たちがこの30年必死にやってきた、その成果は、ヨーロッパの閉塞状態に辟易している若者たちを引きつけるのでしょう。愛憎相半ばするものはあるみたいですけど。

 聴き手とのよりヴィヴィッドな出会いを求めて、クラブやジャズスポットでの演奏会を始めたマット・ハイモヴィッツとも久々に会いました。「アジアツアー考えてるんだ、よろしくね!」彼がそういう活動を始めたのは、彼のそれまでの関心の自然な延長だったと思うし、今もかれはとても自然にそういう活動をしています。クラシックの普通であるところのコンサートホールでの活動も続けているし。そういう活動を始めたという話を聞いてから、ずーっと彼の様子を見てきたものとして、自然な自信に溢れた姿をとても嬉しく思いました。

 もちろん、我らがボロメーオSQのニック・キッチンもセッション・パネラーの一人として登場。ボストン・ガードナー美術館のコンサートシリーズをポッドキャストで配信するという新しい試みの紹介です。おお、ITおたく、ニックの面目躍如。PCプレゼンテーションを駆使してのお話の準備に忙しい彼を捕まえて、今度の来日の打合せもさせてもらいました。

 その他、もー頭のなかぐちゃぐちゃ、というほど、いろんな人たちに会いながら、CMAカンファレンスは過ぎていきます。

 日本の若者たちも来ていますよ。神戸女学院のTさん、以前昭和音大関係で仕事をしていたNさん。沸騰する人間関係に目を白黒させながら、およそ普段目にしない状況を、乾いた砂地のように吸収していっている姿に、ちょっと目を細めるおばさんでありました。そして、かつて自分がそうしてもらったように、いろいろな人に二人を紹介していきます。アメリカという国は、入口は広い!そして、そこから先は、自分で切り拓いていくもの。その基本は、今も全く変わっていません。頑張れ、わかものたち!

 今年のCMAカンファレンスは、ジュリアードSQを顕彰するというテーマがあります。明日はそのコンサート。上海QやカルダーQが演奏します。ボビー・マンもいらっしゃるとのこと。

 いつもならば、1月10日過ぎに開催されるこのカンファレンス、アメリカ最大の芸術見本市APAPのカンファレンスが1週間繰り上がったあおりをうけて、今年は1月4日からの開催でした。いつもなら、飛行機代がぐっと下がってから出かけられるのに、今年は正月休みのピークシーズン!家計的には相当にあいたたたぁ、でしたが、やっぱり来てよかった、と思うカンファレンス2日目でした。

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