SQWカフェ

アクセスカウンタ

zoom RSS カノッサの雪辱

<<   作成日時 : 2008/06/28 09:40   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 25日に帰ってきました。
 ヨーロッパ便は午前着なので、昼過ぎには家に戻り、改めて、ここ数ヶ月の「家に手をかけられない状況」を目の当たりにして、猛然と掃除を始めました。掃除機をかけ、トイレを磨き上げ、洗濯機を回し(あ、これはちゃんとやっていたので、旅の空の洗濯物を片付けただけ)。
 多少人間の住む場所になりました。

 今回、コンクール主催者のご厚意で、レッジョ・エミリア近郊を「観光」させていただきました。
 協賛社のマックス・マーラ社長が個人コレクションとして持っている「マラモッティ・コレクション」を堪能、その後、パルメッジャーノ・レッジャーノの工場見学(工場といっても、お隣は牛舎。この牛さんたちのお乳で作ってるんですよー、と言われ、寝っ転がっている子牛さんに、「ミルクの上前はねて、ごめーん」という気分になりました)。試食したチーズのうまかったこと。ああ、赤ワイン、持ってくればよかった。

 そして、ついにたどり着きましたよ、あの「カノッサ」へ!

 前回3年前、遙か向こうに見つつも、徒歩では無理と断念した、カノッサの屈辱の舞台。前回到達した場所からも、まだまだ車で10分以上かかりましたから、やっぱり歩くのは無理だったのね〜。
 自然要害の地にあること、中世の城の特徴だよねと、昔々の知識(「アラビアのロレンス」は、学生時代、中世のお城を研究していたのです)を引っ張り出し、かつ、カノッサのマティルダの話をうろ覚えに辿り直し、現地のガイドのお姉さんに「そうなのよねえ、日本の人は、カノッサをよく知っているの、どうして?」と問われ、まさか、某テレビ局の深夜番組のことを説明するわけにもいかず、「いや、世界史の教科書に必ずでていて、もごもごもご」。

 城壁のてっぺんまで登り、3年前の雪辱を果たしました。

 終わった後は、コンクール事務局長ご夫妻が、セカンドハウスを建設中の街へ行き、ローマ時代の建物を流用して(文字通り、石をそのまま使って)建てた小さな教会で、コンクールのアウトリーチコンサートを堪能(ウクライナの青年たちよ、逆境に耐えて、お互いがんばろー)。ご近所さんがボランティアで催してくれた(費用は市長のポケットマネーだろうな、たぶん)教会の庭でのパーティは、いつまでもいつまでも続いて、見はるかす彼方、カノッサ城の横に真っ赤な夕日が沈んでいって…結婚11年だけど、まだまだラブラブの事務局長ご夫妻に「せっかくだから夕日をバックに記念写真などいかが?」と言ったら、もうホントに熱々で抱き合って、「さあ、とって!」。イタリア人はやっぱりこれじゃなくっちゃね。

 世界のあちこちから集まった若者たちや、馬鹿者たち(=わたしたち)が、ここで名前を言っても、おそらく誰も知らない小さな北イタリアの街で、コンクールから始まった、新しいコミュニティの広がりを感じている、っていうのも、感慨深いものでした。おじさん、ランブルスコの地酒(彼が作ったもの)は最高でしたよ!

 昔、美術史の時間に、「ローマ時代の構築物をそのまま使って教会が建てられた」と習った一行。今ひとつぴんとこなかったのですけれど、ああ、つまり、こういう姿だったのね、すとんと、納得しました。わかるということは、時に半世紀の時間が必要なものです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
カノッサの雪辱 SQWカフェ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる