SQWフェスタ 本日は第5日目
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作成日時 : 2008/06/06 16:41
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バルトークの第5番の自筆譜を投影しながらの演奏が本日の見どころ、です。と言ってしまいましょー。
この楽譜自体の貴重さだけを思っても、見に来る価値はあると思いますよぉ。
最初にPDFで送られてきたとき、やっぱりかなり背筋にぞぞぞぞ、とするものがありました。
ウェーベルンもそうですけれど、バルトークの自筆譜も、確かにそのまま演奏できそうな綺麗さです。
そして、練習番号が振られているのですが、「ここからここまでは、何秒で弾く」という指示が入っている。一瞬画面が真っ黒、という印象を受けるほど音符がたくさん書かれているページもありますから、のんびり自分のペースでは弾かないでくれ、ということなんでしょうかしら。
この楽譜の話については、こちらのブログをどうぞ。
ところで、昨日の話になります。
昨日は、ニコラス・キッチン講師による、Early Evening with Borromeo のスペシャル版でした。彼らがボストンのニューイングランド音楽院でほぼ毎月行っている作品解題付きコンサート。曲の解説を演奏とともに行い、最後に通して弾く、その後、質疑応答。いつもは1曲ですが、今回はショスタコーヴィチの第8番と第12番の2曲でした。
レクチャーのリハーサル、というのには初めてつきあいました。
ステージ上でのリハに加えて、2回打ち合わせを行った通訳の花田さんが本番後に曰く、「打ち合わせとはぜーんぜーん違うし、リハともぜーんぜーん違う、第三のバージョンだった…」ニック曰く、「打ち合わせたすべてのことの延長線上にさっきの話があったと思うけど…」、花田さんと箕口「………」。おかげさまで大変勉強になりました。
で、リハのときにも、結局、実際の舞台では語られなかった、いろいろなエピソードが飛び出していました。
一番おもしろかったけど、裏付けがとれない、というので、語られなかった話。
第12番の冒頭、なぜ第二ヴァイオリンはずーっと休符なのか。
第二ヴァイオリンのクリス曰く、「今日僕が弾いたフレーズで一番美しいところだ…(爆)」(もちろん冗談)
彼が誰かから聞いた話だけれど、この作品の初演の直前に第二ヴァイオリンが変わった、ないしは死んだ(そういうことはないみたいだけど)。で、その人の「不在」への思いを、こういう形にした、という。
いわば、弦楽四重奏のmissing man formation。
真偽のほどは、まだ調べがついていないのですが、この話を聞いて、ずきん、ときました。
仲間を喪ったことを悼む形として、それが戦の具であることにちょっと抵抗は覚えるけれど、missing man formationほど、淡々と悲しみを語るものはない、と常々思っておりました(実際、あれをみると、涙が止まらない…)。
この第12番、葬儀の音楽にはちょっと騒々しいところもあるけれど、第二ヴァイオリンの「不在」の響きには、Blue Impulseのmissing man formationが見えたような…。
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